暑い夏、愛犬とのお出かけで人気なのが「川遊び」。
自然の中でのびのびと遊べて、クールダウンにもなるため
毎年多くの飼い主さんが川へ足を運びます。
ですが、川は自然のままの環境ゆえに、注意点もたくさん。
楽しい1日が危険な事故に変わらないように、事前に知っておきたい
ポイントを専門家の知識をもとに5つご紹介します。
ぜひ読んで頂ければ嬉しいです
それでは参りましょ
流れがある場所には入れない

川は見た目より流れが早い場所が多く、特に中〜大型犬でも
足を取られてしまうことがあるので注意が必要です。
- 浅く見えていても油断しないこと
- 小型犬は特に注意が必要(体重が軽いために流されやすい)
- ライフジャケットの着用を推奨(浮力のサポート+視認性アップ)
川の水は飲ませない

特に注意したいのは「レプトスピラ菌」「ジアルジア」などの感染症
嘔吐・下痢・発熱の原因になり、命に関わるケースまであります。
飲み水は必ず持参して与えるようにしましょう!
レプトスピラ菌とは、レプトスピラ症(Leptospirosis)という感染症を引き起こす病原性細菌です。人間にも犬にも感染する「人獣共通感染症(ズーノーシス)」として知られており、特に川・沼・水たまりなどの自然水域で感染するリスクが高まります。
ジアルジア(Giardia)とは、犬や人に感染する原虫(寄生虫)の一種で、「ジアルジア症」という消化器系の病気を引き起こします。川遊びや水たまりなどの汚染された水を飲んだり舐めたりすることで感染することが多く、特に犬にとっては見えないリスクとなります。
滑る岩や苔で足を傷つける可能性が
犬の肉球は人間の足裏と同じように繊細です。
濡れた岩や苔の上は滑りやすく、転倒して怪我をする危険があります。
また、爪が折れる・肉球を切るなどの外傷も想定しておきましょう
初めての川遊びでは、足場のよい”浅瀬”からスタート
アブ・ヒルなどの虫や生物の対策を

以下のように注意が必要です。
- アブ・ブヨなどは犬にも襲いかかる為、強いアレルギー反応を引き起こす可能性が
- 体に付着する、ヒルやマダニにも注意。
- 虫除けスプレー(犬用)や定期的な健康チェックが必要
遊んだあとのケアも忘れずに

川から上がった後は以下のケアが大切です。
- 毛を乾かす:湿ったままだと皮膚トラブル(湿疹・マラセチア)の原因に
- 耳の掃除:特に垂れ耳の犬種は外耳炎リスクが上がる
- 体全体を洗って流すこと:川の中の汚れや細菌をしっかり落とすこと
まとめ
- 川の流れの強さを確認:思わぬ事故・流され防止
- 川の水を飲ませない:感染症予防
- 足裏に注意:肉球や爪のケガ防止
- 虫対策:アレルギー・寄生虫予防
- 遊んだ後のケアが大事。:皮膚病や外耳炎予防
どうだったでしょうか?
ワンちゃんにとっても、夏はストレスの多い季節。
その中で川遊びは、心も体もリフレッシュできる
素晴らしいアクティビィティです
ちょっとの準備と知識で、安全で最高の思い出に変わります
ぜひ、今年の夏もワンちゃんと楽しい時間を過ごしてくださいね!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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